高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

後藤みわこ『ぼくのプリンときみのチョコ』

ぼくのプリンときみのチョコ (YA! ENTERTAINMENT)

ぼくのプリンときみのチョコ (YA! ENTERTAINMENT)

タイトルを先に解説しておくと「プリン」というのはおっぱいのことで「チョコ」というのは勃起することだ。中学二年生の主人公とその親友、ヒロインの三人でテーマパークを訪れた際、願いと魔法の力によりヒロインの胸のふくらみが失われ親友(もちろん男)のものとなってしまった。当然の帰結として主人公は親友のほうに恋心を抱いてしまうというわけだ。そのうえ親の都合でその親友は主人公の家で寝泊まりしているのでああっ! あやまちが! 生じてしまうではないか! ……とまあ変態じみているんだが最後には美しく落ちてよかった(やおい的に)。こんなんヤングアダルトであるんだなと視界が開ける。や、まあ性の目覚めという話で同性愛ってのはむしろ自然なのかもしれない。

ずいぶん前からウィッシュリストに入っていて、中古でしか買えないので放っておいたところKindleで発売された一点。たぶんTSものということでチェックしてたんだろうなとは思うが……。