高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

ドーン・オブ・ザ・デッド

Huluで。

ゾンビものって俺絶対に観れないよな~だって知ってる人が人間性を失くして襲ってくるんだぜ。怖いというより哀しくて観られないと思っていた。いや、ホラー自体苦手なのは確かなんだけど……。そんな俺にゾンビとの新しい出会いをもたらしてくれたのが『デッド ライジング』。詳しい説明はしないけどこれはあんまり怖くないしむしろ可笑しい感じのするゲームで、ジャンルも「ゾンビパラダイスアクション」なので推して知るべしだ。えいかはダメだがゲームならホラーもいける。ショッピングモールでゾンビと戦うっていうシチュエーションは燃えるしイオンモールに行くたびに思い出すことになる(特にマネキンを見ると)。この題材が「ドーン・オブ・ザ・デッド」だとかいうのをどこかで聞いていて、それで、観てもいいかな、と思ったのだった。

以下ネタバレしつつ冒頭から主人公はゾンビ化した夫に悲しんだり戸惑ったりする暇もなく逃げ、すぐに生存者と合流し広々としたモール(ひそむ影などはない)に逃げこんで後はしたたかに生き延びる。このパニックに対する困惑とか悲嘆といったものはあるけれど、蘇る死者への悲しみのようなものは映らないので、死者はみんな、敵だ! と割りきって観られた。序盤、光と色彩の強い屋外のショットで、ショッピングモールを臨むと、これから始まるのだ、と思えワクワクする。けれど最後、張り切ったおじさんが誤ってチェーンソーで金髪女を切断しちゃうのは可哀想だった……。

やたら映像新しいなーと思って観ていたけれどこれロメロの『ゾンビ』のリメイクなのね。そしてそのゾンビの原題はドーンオブザデッドらしい。混乱する。