高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

ロリータ

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)

英語とフランス語が混じってるとか、言葉遊びのようなもの(もっと高尚だろうか?)の面白い本だと思うので、翻訳だとどうしてもたぶん読み方がほんらいのものと違ってしまうのだけれど、最後に註釈による講釈を受けながら読むってのもこれはひとつの楽しみなんではある。おそらく物語それ自身より、それがこう書かれていること、その書かれ方が重要な作品なんだろうなあ。原文で読めたら楽しいのだろうなと思うけれど日本語の小説もまともに読めていない状況では絶望的だ(言語的でなく教養的なところに求められるものが大きい)。