高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

セカンドノベル 〜彼女の夏、15分の記憶〜

セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~

セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~

おもしろかった。数年ぶりに戻ってきた故郷で主人公は、高校時代の「事故」以来15分しか記憶が保たなくなっているヒロインが、ある「物語」を(半ば)思い出しながら語るのを手伝うことになる。その物語は彼らの通っていた高校を舞台に、ヒロインと、その「事故」の直前に自殺した、主人公の親友が登場しているので(しかし何故か主人公はいない)、事故の真相を明かすだろうと期待される……。といった、語られるお話、物語のためのゲーム。(けどノベルじゃ小説では……)
システムはヒロインが語る「ストーリー」と主人公がそのあらすじを作る(彼女がすぐ忘れちゃうから)「フラグメント」に分かれていて、その間を行ったり来たりすることで過去と現在を繰替えしながら話が進み、複雑な物語を作りあげていく。
酒飲んでからとか寝る前とかにうとうとしながらやったので、記憶があやふやになってしまったのがよくなかったと思う。だいたい一本道でもないノベルゲーってのは頭を明晰にしてやるべきなのだよ。で、これからやる人は、分岐をメモしておくことと(システムでは助けてくれないので)アヤノさんのピッピッポーンのところはRか△で飛ばせることを憶えておくとよい。ちょっと進め方にはたるい所がある。あ、あと主人公の声ありでやったほうがよいと思います。

以下ネタバレしつつ適当にかいてく