高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

同窓生代行

同窓生代行─売野機子作品集・2─

同窓生代行─売野機子作品集・2─

この人のは好きだって分かってるしいくつか読んだことはあったけどやっぱりいいなー。『同窓生代行』『愛のけものにしたがいなさい』
なんか独白の調子が口語的でよい。話が一本線でないようなのがよい。読み返すたびに自分がまったく見落していた所があることに気付くのだけれど、それでも何かしらストーリーがあるってのは。一度分解しようとしてみるのもいいかもなあ。

僕はいつも
早々にステージを 降りる
どん帳の日々

……

いまだ ステージで 格闘する 彼女を見ていると
かくあるべき なのではと 思えてしまったよ

たとえこの独白がなくたって物語は進み成立するのはやはりストーリーとは人間同士のことでそれがよく描かれてるってことなんだろう。