高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

はつ恋

はつ恋 (1952年) (新潮文庫〈第478〉)

はつ恋 (1952年) (新潮文庫〈第478〉)

ロシア古典だと思うが、こういう翻訳調の文体ってのを読むとワクワクする。過去を回想しあの瞬間だけははっきりと憶えている、という経験はいつか俺にもあるのだろうと無邪気に信じていたけれど、どうも自分には縁のなさそうに思う。小説的に、表現することはできずとも、回想することのできる経験、今あるだろうか?