カメラ・オブスクーラ
- 作者: ナボコフ,貝澤哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/09/13
- メディア: 文庫
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ひでえ話だなwwwひどいのは誰かひどくわるいやつがいて (いるんだが) 無辜の登場人物が苦しむというわけでもなく、何故だか「仕方ないんじゃねえの……」とか思って気持ちを飲み込んでしまう感じがひどい。あらすじにしてみると笑える気もするんだけど、具体的な話になるとやっぱひどい。読むほどにひどさが増すなか、ひどいなーと思いつつ、ぐんぐん読んでしまうので面白かった。
解説や帯を見るとこの人は比喩や描写が特徴的、細部にこだわる人なのらしいのだけど、その辺に関してはよくわからない。地の文がぎっしり詰まっているのは、読んでいて気持ちいいけれど。気にしながら読み返したら何か分かるのかもしれないけど、この話をあえてまた読む気にはならないだろうな。
検索してみるとどこ見ても『ロリータ』の原型なのだという話で、お前らそれ以外書けんのかという感じだがまあそういうことらしいので、気が向いたら読むか。もっともこちらも気持ちのいい話ではなさそうではある。
関係ないんだけどこれ後半を読んでるあいだずっと、何故か尿道を破壊される妄想が頭から離れなくて、身体をくねらせながら読んでいた。ほんと全然関係ないんだけど。