15×24
15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1)
- 作者: 新城カズマ,箸井地図
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/09/25
- メディア: 文庫
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面白いって判っていたって、なかなか手が伸びないことはあるもので、それがはじめから6冊も積んであるのじゃねえ……。っていうことで譲り受けてから1年ほど置いていたのを読んでみたら、面白い!一人の少年が自殺を決意したところから15人の少年少女たちの、それだけで物語がはじまっていくものなんだ、と思っていたらあれが起きこれを巻き込んで、その周囲にはさらなる登場人物がいて、東京じゅうを走り回り、事件とエピソードがあって、という狂騒劇。群像劇だったのは次第に主人公を定めていったけど。
勢いがあるのでどんどん読んでけたけど、事件が多すぎて、皆の話をもっとじっくり読んでみたかった気も。見せ場がもっとあってもいいんだよな。あとこれ大晦日だってのがいつも頭から抜けてしまってた。大晦日感、ほしかったなー。
こうやって並べると、最初の枯野と、最後の笹浦の二人が、ケータイを持っているんだってさ。いいですねこういうの。
はみ出た。