高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

なんか……変な本だったな。ふざけ具合とかそれなりに面白かったんだけど昔の俺だったらこのハチャメチャな語りから目を瞠るような納まりのよい解決に落ちるのだろうと期待に胸を膨らませて読んでただろうところ、現在の俺はそんな甘い期待など抱かないくらいには成長したのだと知った。あとがきに「このネタ知ってたら絶対笑うよねー」(本が手許にないのでうろ覚え)みたいなことが書いてあってああそういう系か(何)……と思った。