高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

オン・ザ・ロード

いよいよ世界文学全集を読み始める。これに手を出すのをずっと楽しみにしていたんだ。
勢いがある。その字面がとかではなく、書いてある内容がですらなく、何が書かれているか、行動、行動ばかりを書くという選択を取ったことそのもののパワー。ちがうな、物語としての「てい」が薄い、教訓もなにともない、事実、行動、その濃い記述。そのいっそ突き放したような感じがディーンの聖人めいたエクスタシーを強調するのかもしれない。
……とメモにある。あと、アメリカの都市の配置がなんとなく覚えられる気がする。ニューヨークは東にある。
読んでいてこれが相当するかは関係なく、アメリカの近代だか現代小説ってのはセックス・ドラッグ・暴力(銃)なのではないだろうか、それはそういうものだとして受け入れなければならない、その度量がおれには必要なのだろうと思った。