高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

サマー/タイム/トラベラー

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)

もともとこれはずっと前に一度読みはじめたのだけど、ひけらかすかのように現れる本の名前たちに嫌気がさして上巻の途中でやめたっていう過去がある。つまり俺が本を読んでないことに劣等感を持っていることの素直なあらわれだ。その後何年か経ち、どういう今日の変化か、ようやくふたたびこの本を取る気になった。つまりこの本はひとつのベンチマークの機会だったわけだ。
最初出てきた二つの本が『伝奇集』と『ゲイルズバーグの春を愛す』で、これらはそのブランクの間に読んだことがあったので(しかしもちろんこの本のために読んだわけではない)、しめた!と思ってその勢いのまま読んだ。それでも本にまつわる登場人物たちの会話にはうへえと思う俺であったけど。この辺のことは、これ以上は無理かなという感じがする。知識や経験じゃなく、態度の問題だろうから。