高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫)

素晴らしい。この軽薄なギャグにストーリーを隠して、そうして話を進めているのがたまらなく俺を感動させる。実のところこれはコメディでもなんでもない。空回りする冗談はただの目くらましもしくは照れ隠しで、本当にこの物語の芯にあるのは、レイチの(個人的な)人生賛歌で、それだからおれはこのレイチの語りに心を打たれる。

だいたい言いたいことは http://kiicho.txt-nifty.com/tundoku/2009/07/post-3936.html (ちょいネタバレあり) に書いてあった。言いたいことを全部書けるようになるにはまだまだ研鑽が必要そうだ。