高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 PSP the Best

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世紀末だべ!!

精神がどうしようもないと思ってるときはノベルゲーやるに限るってなわけで。

閉鎖された学園に閉じ込められた高校生同士がコロシアイをし、犯人を暴いていくっていう話。犯人はその場でオシオキ(処刑)され、それでチャプター終了となる。自由時間パートに親密度上げるみたいなことができるんだが、うまくやれなくてみんな中途半端になってしまった……。生存者の数はどんどん減っていくので死んだ人間のストーリーはもう回収できない。

当然ストーリーは固定なので、キャラクターの退場はすでに決まっているわけだが、誰が死ぬかなんて最初は分からないので好きだったキャラがさっさと退場してしまってガックリなんてこともある。というかキャラが濃いので誰も死んでほしくないよなー。プレイする度に犯人/被害者が変化するシステムなんてのも想像しがちだけど、実現しづらいのは確かだ。まあ実現の難易度がどうこうではなく、理想的にも公式のストーリーというのは固定であったほうがいいんだけど。

殺人が起きてから捜査をするわけだけどそれだけで犯行のすべてが明らかになるわけではなくて、学級裁判で議論をするうちに諸々の細かいところが判明していくのがよい。いろいろミニゲーム的なのがあるんだけど、その中にノンストップ議論というのがあって、これが学級裁判のメインパートで、円周状になって議論している参加してるキャラたちの発言の穴に反証を突き付けて真実へと近付いていく。ここでひとつひとつの発言が文字となって流れてくるのが面白いし印象強い。グルグル回るカメラもいいよね。

探してみたら体験版の動画をあげてる人がいたのでこれを見るのがいい。基本は最初の事件なのでネタバレ的にもあまり心配しなくていい。あと(ゴニョゴニョ)


以下ネタバレありで書く。
ちなみに Wikipedia の記事読んだら盛大にネタバレしてて、実はプレイ中にちらっと見てたんだけどかなりスレスレだったことに後から読んで気付いた……。




霧切さんかわいい。(それかよ)

終盤に行くにつれてだんだん盛り上がっていく感じがあっていい。善人は最後まで善人だったなあという感じがする。どうやって最終メンバー決めたのかなあ。ラストのノンストップ議論はこれぞゲームという感じがして、つまり既存の慣れ親しんだシステムに則った上で少しだけ味をつけてるあの感じ。黒幕が追い詰められてから、規則が変調をきたしているその感じ。黒幕もかわいいよね。霧切さんのオシオキとその後の、写真もよかった……。

お、終わるわけねーべ!世界だぞ!?