高校生のための読書ガイド

という名の、おれの読書感想にっき。小並感/ネタバレ有で

護られし者

護られし者 1 萌芽(1) (ハヤカワ文庫 FT フ 16-1)

護られし者 1 萌芽(1) (ハヤカワ文庫 FT フ 16-1)

護られし者〈2〉代償 (ハヤカワ文庫FT)

護られし者〈2〉代償 (ハヤカワ文庫FT)

護られし者3 攻勢 (ハヤカワ文庫FT)

護られし者3 攻勢 (ハヤカワ文庫FT)

今月下旬に 剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1) という本が出るのでわりと楽しみにしてるんだけど、和爾桃子さん訳の本読みたいなという欲が高まってきたのでまだ読んでなかったこれを購入。アメリカでは "Painted Man" というらしい。最初は意味わかんなかったけどこれはこの物語のヒーロー。

さくっと読めたけど面白かった。主人公三人のうちではロジャーのストーリーが一番好き。境遇がかっこいい。
夜な夜な湧いて出ては殺戮を求める魔物に怯えて護符の内側に潜むしかない人間たちの世界の中で、少年少女が成長しつつ魔物たちに反抗するって話だけどさてさて。しかし登場人物たちに厳しいため最後まで読んでカタルシスを得られるかどうかはわかんないなー。映画化の話もあるらしいので映像で見たいところだね。